■ 花粉症
花粉症とは植物の花粉によって起こるアレルギー疾患の総称です。症状は主に鼻と目にあらわれ、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎を起こします。他にも皮膚や喉など花粉と接触するところはすべてアレルギー症状を起こす可能性があります。 人体にはウイルスや細菌などの異物が外から侵入してくると、それを排除しようとするしくみがあります。(くしゃみや鼻水は、本来は花粉を吹き飛ばしたり、洗い流したりする防御反応)この反応が過剰に起こってしまい、人体にとって不都合な結果を起こすのがアレルギーです。

現在、日本人の約20%が花粉症だといわれています。年々症状を訴える患者は増加しており、車の排気ガス・食生活の変化・ストレス社会・地球温暖化などの環境変化も大きな要因であるといえます。

【ミニ辞典】風邪と花粉症の違い
鼻水・くしゃみ・鼻づまりと、風邪の初期症状と似ている為、間違えやすいです。花粉症による鼻水は水っぽいのに対し、風邪の鼻水は次第に黄色かかってきます。また、花粉症の場合は「のど」のかゆみが起こる場合が多いです。

花粉症にかかりやすい・かかりにくい
同じ花粉を吸い込んでも、花粉症になる人、ならない人がいますよね。個人差が大きくあらわれるのが花粉症です。その差には主に以下の原因が考えられます。

体質
アレルギー体質の傾向が強い人は、花粉症にかかることも多い。

遺伝
両親がアレルギーの場合、生まれてくる子どもがアレルギーになる確率は約90%
アレルギーの無い両親から生まれた子どもがアレルギーになる確率は約30%

食生活
食品添加物の摂取はアレルギーの起きやすい体質になる。

住生活
交通量の多い道路の近くで生活している場合、排気ガスの影響で鼻粘膜を傷つけてしまいます。結果、花粉とくっつきアレルギー反応が起きやすい状態に。
また、アスファルトに落ちた花粉は、路面に吸収されず舞い上がり続けます。

衣生活
花粉の入り易い起毛したものではなく、つるつるした綿や化学繊維のものを着る。帰宅したら家に入る前に、上着やコートをはたいて花粉を落とすようにします。
衣類を注意する事で家の中へ花粉が侵入するのを最小限に抑えられます。

睡眠時間
日々の睡眠時間が不足している人ほど花粉症の確率が高いです。

ストレス
自律神経が乱れ、免疫機能が正常に働かなくなり花粉症になりやすい。


【ミニ辞典】花粉症を完全に治す治療法
食生活の改善や医薬品の投与により、症状を穏やかにする事は出来ますが、完全に治すとなると、以下の方法しか確立されていません。
減感作療法」:原因となっている抗原を少量ずつ増やしながら体内に注射していく方法。アレルゲンに対する反応を弱めていく方法ですので、長期間(2〜3年)の治療が必要ですが、唯一治すことができる方法であり、60〜70%に有効と考えられています。症状の強い人で定期的な通院が可能であれば、専門医に相談してみましょう。
*レーザーで鼻の粘膜を潰し、花粉に反応させなくするなどの方法もあります。

食生活から予防&対策!
アレルギーを誘発する食品添加物を取らないようにする事が大切。コンビニ弁当や外食はできるだけ控え自炊をして添加物の摂取を抑えましょう。

規則正しい食生活と栄養を考慮する事によって花粉症の予防・症状の軽減が行えます。

お茶 緑茶に多く含まれる抗アレルギー成分であるカテキンは、殺菌・消炎作用を発揮。また、皮膚や粘膜を保護する働きもあります。
また、「甜茶(てんちゃ)」は鼻水や目のかゆみを防ぎ、抗酸化成分が豊富な「はとむぎ茶」や「ジュアールティー」は消炎作用によりアレルギー症状を抑えて緩和するといわれています。
青魚 青魚に多く含まれるDHAは、アレルギーの発症原因物質の生成を抑え、免疫力の働きも正常にする働きがあります。
しそ しそには抗アレルギー成分(ルテオリン)。シソ油には抗アレルギー成分(α―リノレン酸)が含まれており、鼻づまりなどに効果的で炎症を和らげます。
ヨーグルト
(乳酸菌)
傷ついた腸を癒すため、 悪玉菌を退治し善玉菌を増やして腸内環境を整えることで全身の免疫力を高めようと、注目されている食べ物のひとつ。ヨーグルトだけでなく、納豆やキムチなどの醗酵食品も善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあります。
加工用
トマト皮
トマト特有のポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」。これはトマトの赤い色素成分で、花粉症の原因であるヒスタミンの放出を抑える働きが認められています。ただし、一般的に売られている生食用トマトにはほとんど含まれておらず、サプリメントでの補給が主になります。